私が初めて一人暮らしをした時、お金に余裕が全く無かったのでとにかく引っ越しの費用を安く抑える必要がありました。また、時間も無く、大掛かりに引っ越し業者に依頼できる状況でもありませんでした。
結果私が取った方法は、引っ越し業者を使わず宅配便だけを使って引っ越しするというものでした。
この記事では、引っ越し業者を使わずに引っ越しをする方法とその費用について書いていきます。この方法は最もコンパクトで安く、早く引っ越しができます。
引っ越し業者を使わずに引っ越す方法
この方法では引っ越し業者ではなく、宅配便だけを使います。結果的に宅配便の料金だけで済むという事です。具体的な手順と費用は以下の通りです。
具体的な手順
この方法では洗濯機や冷蔵庫、ベッドなど大型の物は、持っていく対象になりません。これらの物は引っ越し後に後から購入する事になります。
- 必要最低限の物だけ準備し、それを新居に宅配便日付指定で送ります。
- 引っ越し後に大型家電やベッドなどを買い揃えていきます。
このように極めて簡単な方法です。ポイントは冷蔵庫や洗濯機、ベッドなど、大型の物を運ばずに後から全て購入するという点です。こうすれば宅配便料金だけで引っ越しが済ませられます。
ちなみに一人暮らし開始時の必要最低限の物については別の記事に書いてあるので参考にしてください。
単身の引っ越しの場合は専門業者を使用しなくても可能なのです。
資金の目安
ではこの時かかるお金についてですが、気になるのは宅配便の料金です。私の場合は…、
段ボール5個
完全にこれを送るだけの料金で済みました。引っ越しの当日も大きな荷物を抱える事なく、不動産屋でカギを貰ったその足でほぼ手ぶらで新居に向かいました。
料金について分析してみます。使った宅配便業者はヤマト運輸です。→参照ヤマト運輸の料金-公式サイト
確か箱ひとつの大きさがヤマトの基準でいう140サイズでした。160までは間違いなくいっていません。140サイズでエリアは同一の場合、1個1814円と表示されます。
これが×5なので、宅配便の料金は、9070円ですね。
ただ実際にはもっと安かったと記憶しています。多分すべてが140サイズでは無かったんだと思います。140サイズに5個は結構な物量です。メジャーで測ってイメージしてもらえれば分かると思います。
この料金ですが、同社の単身引っ越しサービスを利用するよりもかなり安いです。物量をもっと抑えられるのであればもっと安くできますね。
引っ越し時に用意した物
ちなみに、私はどういった物をこの5個に詰めたのかと言うと、
- 寝具(敷き布団、掛け布団、枕)
敷布団はかなり薄くて安い物でした。これについては本当に一時的に使うだけのつもりで、より良い寝具はその後数か月後に購入しました。 - 20型テレビ
テレビは当時から余り見ていなかったので必要なかったのですが、念のため持っていきました。 - デスクトップパソコン
これがかなり箱の容量を圧迫しました。でもパソコンの無い生活は考えられないので仕方なかったです。 - カーテン
元いた部屋の物を箱に詰めました。カーテンはかなり重要なアイテムです。
大きな物といえばこのくらいでした。あとは小物類ですね。
- タオル、衣類
かなり多めに。非常に大切なものです。 - 本、漫画など
そこまで多くは持ち込まなかったです。本類は多くすると重量の関係で宅配便の料金が高くなるので気を付けましょう。 - 歯ブラシ、食器、時計など使えそうな物
基本この方法は、あとから買い揃えていくので無い物は無いで大丈夫なのですが、使える物があるのであれば持っていきましょう!
これだけ?と思われるかもしれませんが、これだけです。多分これでも140サイズ5個ならまだ入るんじゃないでしょうか?因みに私の場合物件に既にシーリングライトがついていたので照明に関しては持っていく必要はありませんでした。
一人暮らしの最低限の必需品リストにも書きましたが、生活に一番重要な物は衣類、タオル、寝具、天井照明、カーテンです。これだけあれば実は生きていけるんです。これだけは絶対に引っ越し時点で用意しましょう。
荷物を送る際の注意点
用意ができたら着払いでも元払いでもいいので新居に送るだけです。この時のポイントですが、必ず日付指定で送りましょう。
私は不動産屋さんから鍵をもらうその日に日付を指定しました。そして当日は鍵を貰い、新居で待っていれば荷物が届く、という流れです。
引っ越しのその後
その後は順次、生活に足りない物を買い足していきます。早めにそろえたい物は、
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 収納関係
- ソファー、机、デスクのどれか
- 自炊関係
ですね。この方法はとにかく早く引っ越して、それから必要な物を買っていくという手法なので最初の生活の不便さは仕方ありません。でも、初期費用を極限まで抑え、しかも早く引っ越せる事は間違いありません。
補足:一人暮らしの資金の総額
引っ越し自体の金額は1万円以内に収まる事がわかりました。ここでは補足としては一人暮らしの全体の資金はいくら必要なのか書いていきます。まず私の場合ですが、
一人暮らし開始前に用意した資金は約30万円でした。
上の1万円に加え、賃貸契約の初期費用や必要な物を買い揃えるお金、そしてその後の当面の生活費の足しです。
内訳の目安
- 賃貸契約の際の費用 約10万円
- 必要な物を買い揃えるお金 約10万円
- その後の当面の生活費の足し 約10万円
これらのお金で最初は本当にギリギリだった事を覚えています。
また、一人暮らしの初期費用の事をQ&Aサイトなどで調べると50万円位という意見が多くあります。それに比べるととても安いです。ただ必要な物全てを揃えて生活が安定した時点をゴールとするなら、初期費用は50万円という意見が正解なのかもしれません。
賃貸の初期費用も物件、管理会社によって違います。より正確な初期費用の内訳やアパート入居の際の初期費用について知りたい場合は、賃貸契約の際の初期費用や疑問についてを参考にしてください。
まとめ
当時引っ越しの際の初期費用の事を調べていて、なんでこんなにかかるんだろう?と思ってましたが、実際引っ越してみると予想外のお金が結構かかります。一番お金が掛かるのは引っ越し料金ではなく、それ以外の部分です。
とにかく最初の資金は多いに越したことはありません。今回紹介した例は本当に最低限だと思っていただいて計画を立てる事をおすすめします。