一人暮らし中に、1週間身動きできなくなったらどうなるか想像できますか?
実際にそうなりました。
この記事では私が一人暮らし中に1週間身動きができなくなった体験について、一人暮らしにおける危険な状況とそれを回避する方法について書いていきます。
ぎっくり腰で1週間身動きが取れない
一度ギックリ腰になってしまった事があります。体験した事が無い人は分からないと思いますが、その痛みは尋常ではありません。立ち上がる事すら無理なほどです。
そんな状況が1週間ほど続いたのですが、この間助けてくれる人は誰一人いません。親や友人に電話すれば来てくれたかもしれませんが、私は一人で乗り切る事を決意しました。
実際にした対策その1:有給を取得して休みを確保
会社に出勤するのは勿論不可能な状況なので、事情を説明して有給を3日ほど取得しました。この時、有給がある事、有給が普通に取れる事の大切さを身に染みて感じました。当時は非正規社員で時給だったので例えば1週間丸々収入無しとなったら相当なピンチが訪れていたと思います。
実際にした対策その2:食料は備蓄していた物で対応
収入云々よりもよりまずいと感じたのがこの食糧問題です。何しろ立ち上がるのが不可能なほどの状況なのです。しかも何日続くのか分からない。しかし、偶然にも冷蔵庫に食料が溜まっている日だったという事、パスタやインスタント食品なども一定の量があったという事に救われました。
こんな状況になるという事も想定して、一人暮らしの場合は絶対にインスタント食品などを常に備蓄しておくべきです。これがなかったら3~4日ほど一切食料を食べないで乗り切らなければならなかったです。ちょっと考えるのが怖いほど危険な状況ですね。
また、私の家の近くには24時間営業のスーパーとコンビニがあるのでこの点にもすごく助けられました。近所にこういった店がある事はこういった状況に対するリスクヘッジにもなるのです。
一人暮らしの自炊時、包丁で大けが
これも実際に起こしてしまった危険な状況です。危険と言うかアウトですね。切れ味がとてつもない買いたての包丁を足に落として大怪我をしてしまいました。
なぜケガに繋がったのか
包丁の切れ味をあまり意識していませんでした。触れただけで切れるくらいの切れ味。多分使い古した包丁だったらここまでのケガにはなっていなかったと思います。
また、キッチンスペースも広いとは言えない状況だったのでシンクの手前に包丁を置いていました。自炊初心者だったのでこういう事をしたらどうなるか、想定出来ていなかった事も大けがの原因です。
大けがした時にやった事
見るからにやばいほどの大けがだったので救急車を呼ぶべきだったかもしれません。しかしなぜかそんな事は頭に無く自力(バイク)で病院に向かいました。
救急車を呼ぶのには結構な抵抗があると思いますが、こういう状況なら間違いなく呼ぶべきだと思います。結局バイクで行ったのですが、この時事故でも起こしたらより最悪な事態になっていた所でした。
自炊中のケガを防ぐ予防策
一人暮らし、自炊未経験の方は絶対に覚えておいてください。買いたての包丁はホントに切れ味が半端ないです。触れただけで切れます。事故を防ぐために、
- 新品の包丁の時は、細心の注意を払って料理をする。
- その際、一時的に包丁を置くときは絶対に落ちない場所に置く。
- もしくは包丁差しなどを買って、その都度収納する癖を付ける。
この点をしっかり守ってください。あと数センチずれていたら指を切断していたかもしれないです。このくらい危険なのです。
他に考えられる一人暮らしにおける危険な状況
私は実際には体験してませんが、一人暮らしでは他にもこのような危険があります。事前に頭に入れておけば防げるので、気を付けましょう。
ガステーブルの火をつけっぱなし
鍋に火を掛けたまま外出。この時鍋の中身が天ぷら油だったりしたら大火事になってしまいます。ガステーブルの場合、IHクッキングヒーターと違って過度の温度になっても自動で止まってくれません。
そういったリスクの事も考えて私は卓上IHクッキングヒーターを使っています。ガステーブルの方が高火力が出るので本格的な料理には向いているのですが、そういった事が必要ない場合は、IHクッキングヒーターの方をおすすめします。事故や火事のリスクが大幅に低いのがIHのメリットです。
アイロンつけっぱなし
これも結構考えられますね。衣類用のアイロンもそうですし、ヘアアイロンのつけっぱなしもあります。これに関しては部屋が散らかっていたりすると余計火事のリスクが高まります。なのでこういった事からも部屋の整理整頓はすごく重要と言えます。
また、火が燃え広がらないカーテンやカーペットが市販されています。こういった事を想定するとこれらの商品は非常に魅力的に感じるはずです。私も実際防炎カーペットを使用しています。
火事を起こす事が一番まずい
病気やケガもそうですが、一人暮らししていく上で一番まずいのは何よりもこういった事が原因の火事です。何しろ自分だけの問題にとどまりません。賠償責任が発生して、人生が終わってしまう事も有り得ます。
一人暮らしで自分が原因で火事になったらどうなるのかについて他の記事でまとめているので気になったら読んでみてください。
一人暮らしの危険な状況に対する対応策
上で挙げたような状況になる前に、未然に防ぎ、なった場合どうするのか想定しておく事がすごく大事ですね。そんな状況になってから慌てるのでは遅いです。
また、今回は1週間程度のケガだったので何とか事なきを得ましたが、これが全治1カ月とかだった場合は相当まずい状況になっていたと考えられます。この怪我時点では一人暮らしを始めて間もない頃だったので貯金もあまりありませんでした。なので生活費が底をつき、借金をする事になっていたはずです。
生活費だけではなく、病院代もかかります。
こういったリスクもあるという事を常に頭に入れながら一人暮らしはするべきですね。そうしておけば自然と何カ月分かの生活費を常に貯金しておかなければならないという結論に至るはずです。
また、親に頼れるなら別に構いませんが、そうでない場合は頼れる友人を作るという事もすごく重要です。当時は私にはいませんでしたが、今なら来てくれるであろう友人がいます。これは一人暮らしの社会人にとって非常に大切な事です。
最後に大事な事をまとめておきます。
- 身動きが取れなくなる事を想定して、食料や薬をある程度備蓄しておく。
- 有給休暇の日数を確認しておく。
- 物件を選ぶ際、コンビニ、スーパーが近くにある場所を選ぶとリスクヘッジになる。
- 自炊初心者はケガの可能性を頭に入れておく。
- 火事が一番危険。最大限の注意を払う。
- 一人暮らしでは何カ月かの生活費を常に貯金しておく。
- 非常時に頼れる友人がいる事は何よりの安心になる。