私は一人暮らし開始時、引っ越した後に隣人の人に挨拶をしませんでした。それから数カ月後、挨拶しとけば良かったな…という出来事がありました。
一人暮らしを開始した時に、アパートの隣人の人へは必ず挨拶をするべきです。挨拶をするとあるメリットが発生します。
この記事では隣人の人へ挨拶する事で発生するメリットについて、その際に渡す粗品は何がベストなのかについて書きます。
引っ越し後の挨拶をしなくて後悔
私は一人暮らしの経験自体は2回目でしたが、自分一人でする引っ越しは初めてでした。当時は物凄く忙しく、引っ越しが終わった後も心の休まる暇が無い、という状態でした。また、どうやって隣人の人に挨拶していいか分からなかったのもあり、挨拶をしないという選択を取りました。
しばらくは何事もないまま時が過ぎたのですが…、その内しておけば良かったと思うような出来事が有りました。それは、
室内の床の工事をしてもらった時です。
てっきり業者さん(もしくは不動産屋さん)が隣人の人に連絡を入れてもらっているものだと思っていたのですが、両者とも全くしてくれていなかったのです。その為、工事が始まったとたん、インターホンのチャイムが鳴りました。
『何やってるんですか?』
この時が完全に初対面だったわけですが、物凄く気まずかったです…。引っ越しの時に挨拶をして面識がある状態ならば、この気まずさは無かったと思います。
『○○さん、どうかしました?』
おそらくこのような反応になり、面識ががあるかどうかで大分違っていたと思います。
引っ越し後近所へ挨拶をするメリット
つまり、引っ越しの挨拶を済ませると面識のある状態になるわけです。この状態にしておけば、下記のようなメリットが生まれます。
騒音問題のストレスが緩和される
一番のメリットはこれです。壁が薄い集合住宅の場合、一番気になるのが騒音の問題。これが顔見知り状態になると、そのストレスが緩和されるのです。何故かと言うと大きな音を出された時、その人の事を知っていると音がそこまで気にならなくなるのです。挨拶に来てくれた位の人だから悪気があって音を立てているわけじゃないだろうな…という心理が働くのです。
どうしても騒音が酷い時は『ちょっとすみませんけど…』と直接言いに行けばよいのです。顔見知り状態なので敷居が低くなっています。言われた方も全く嫌な感じを受ける事なく受け入れられます。
このように顔見知り状態にしておくというのは相当なメリットがあります。
顔を合わせるたびの気まずさが解消される
同じ集合住宅で暮らしていく以上、完全に顔を合わせないというのは不可能に近いです。最初に挨拶しておけば、気まずさが無くなります。気持ちよく挨拶を言える関係になるのです。爽やかな一人暮らしをしたい人は隣人の人へ挨拶をする事をおすすめします。
渡す時のベストな品物は?貰って嬉しい物ランキング
挨拶の際には粗品を持って行くとよりベストです。
ついついこんな物渡しても喜んでくれないのでは?と思いがちですが、一人暮らしをしている側からすると何を貰っても嬉しいです。
極端な話、ペットボトルの飲み物でも嬉しいんです。しかし、どうせ渡すならより喜んで貰える方がいいです。なので私が貰ったら嬉しい物をピックアップしてみます。おそらく一人暮らしをしている人ならこれらは貰って嬉しい物だと思います。
挨拶されるときに貰うと嬉しい粗品
第1位:各種洗剤類
洗濯洗剤、浴室用洗剤、キッチン用洗剤など。どれを貰っても相当嬉しいです。生活していると必須の物なので、実質的にお金をもらっているようなものです。
第2位:タオル
粗品として代表的な物ですが、これは実際貰って嬉しい物です。一人暮らししてみると分かります。タオルは何枚あっても困りません。
第3位:ティッシュセット
これもうれしいですね。生活していれば無駄になる事は無い品物です。
第4位:ゴミ袋
ゴミ袋は貰ったら確かに嬉しいです。しかし挨拶時に渡す品物としてはどうなのかという印象があるので第4位としました。
第5位:お米もしくはお米券
お米は私の場合、物凄く嬉しいです。ただし、世の中には自炊しない人がいます。そういった可能性も考慮するとよりベストなのはお米券なのかもしれません。
貰っても微妙に感じる粗品
- お菓子
お菓子はすごく一般的な品物だと思うのですが、私のようにお菓子をあまり食べない人間もいるのです。でも全く嬉しくないというわけではありません。気持ちは伝わります。 - 入浴剤
これもシャワー派の人間にはあまりうれしくありません。浴室用洗剤の方が嬉しいです。
粗品にギフト券は露骨さを除けば最高
粗品にギフト券をあげてもいいと書いてある所もあるんですが、露骨な感じは否めません。でもそれを気にしなければ最高の品物である事は間違いありません。
結論:挨拶の際に隣人の人へ渡すベストな品物は?
ベストな品物はやはり誰が貰っても使える物です。
自炊しない人、甘いものが好きでない人、お風呂ではなくシャワー派の人、そういった事も考慮して誰が貰っても嬉しい物を粗品として渡します。
一番のおすすめは、洗剤類。2位はタオルです。
洗剤類は生活する上で全ての人が使います。使用頻度もタオル以上に高いです。なのでこの順位としました。
アパートの場合、粗品にのしは別に要らないと思う
一般的には粗品にはのしを付けるのがベストとありますが、アパートなどの集合住宅の場合は特に必要ないと思います。適切な紙袋か何かに入れるだけで十分だと思います。実際渡される側としてはのしがあるかどうかなど全く気にしません。貰ってただうれしいだけです。
戸建て住宅や高級マンションなどでは要るのかもしれませんが、アパートの隣人への挨拶であるならばのしは必須でないと考えていいです。
粗品の金額の目安【洗剤セットを渡す場合】
粗品の金額の目安は一般的には500円~1500円と言われています。洗剤を粗品として渡すなら、500円なら2本くらい買える金額です。2本でも十分嬉しいですが、長期的に住む予定なら1000円分くらい(4本くらい)がよりベストなのかなと思います。私が洗剤類を4本分貰ったら相当嬉しいし、その人への印象は確実に良くなります。
隣人の方と仲良くなると上記で述べたようなメリットがあるのでここは奮発して1000円分くらいの粗品を渡してもいいでしょう。
隣人の人への挨拶はやっぱり必要。
爽やかな生活を送りたいなら隣人の人への挨拶はしましょう。あまり深く考えなくていいです。貰った方は悪い気持ちになる事はありません。