一人暮らしを始める前、一番不安だったのが借金の事でした。家賃や公共料金が支払えない、食べ物を買うお金にも困る、そんな地獄のような生活にならないか心配でした。でも結果的に一度も借金をする事はなく、公共料金など毎月の請求を先延ばしにする事もありませんでした。
どうしてこういう結果になったかと言うと、ある事を心がけて実践していたからです。
この記事ではこれから一人暮らしをする方や既に一人暮らしをしている方に向けて、絶対守ってほしい借金しないコツを書いていきます。
借金しないコツ1:銀行口座を分ける
一つ目のコツは銀行口座を分けるという事。
一つの口座でやりくりすると、『この金額からいくら引き落とされるので…、残り自由に使えるのは…』などと考えなくてはなりません。ちょっとしたミスで口座引き落としの分まで使ってしまいかねません。
細かい事が苦手な人だとそういった事を考えるのも面倒になり、次第にお金の管理をしなくなっていきます。今月いくら使っていいのかを全く把握しないで、お金をズルズルと使ってしまう。これこそが借金まみれの第一歩です。
銀行口座を3つに分ける
こうした事を防ぐ為に、銀行口座を複数に分けてお金をしっかりと管理します。実際私はどうしているかと言うと、
- 給料振り込み用
- 口座引き落とし用
- 貯金用
この3つに分けています。
- まず、aの口座に給料が振り込まれたら、今月の引き落としがいくらになるか計算してbに入れます。
- 次に毎月設定している貯金額をcの口座に入れます。
- 1の口座に残ったお金が自由に使えるお金…となるわけです。このお金はコンビニ払いの支払いをする為のお金、食費、日用品代、おこづかい等に充てられます。
こうして目的別に口座を分けてお金を管理すれば、引き落としのお金が足りなくなったなどという事は絶対に無くなります。
引き落としをまとめるとお金の管理がしやすくなる
更に細かいコツになりますが、別の記事でも書きましたが、引き落としの日にちをある程度まとめると管理しやすくなります。私の場合全ての引き落としは26日と27日になるようにまとめてあります。具体的には、
- 家賃、携帯、ガス→26日
- カード→27日
※電気と水道はコンビニ払いで払っています。
こうする事によって20日に給料が入る→25日までに引き落としの金額を2の口座に入れるという流れができます。引き落としの日にちがバラバラだと月に何回も確認しなくてはならないので大変ですが、こうしてまとめるだけで楽になります。
借金しないコツ2:収入と支出を完全に把握する
これで口座1に残ったお金が自由に使えるわけですが、これも闇雲に使ってしまうと大変な事になります。この自由に使えるお金の具体的な用途は、食費、日用品代、おこずかいです。
食費、日用品代、おこずかいの管理
食費はまず最初に食費を月いくらにするか設定して、使っていきます。具体的に食費をどうやってやりくりしていくのかは参考記事をご覧ください。参考一人暮らしの食費の目安とやりくりのコツ
因みに私が一人暮らし初心者の頃は、食費分だけを現金化して手元に置いて使っていました。こうすれば後いくら食費が残っているか分かりやすい為です。(でも慣れた今は口座に入れた状態のまま管理しています。慣れるまではこの方法でもいいかもしれません。)
日用品代、おこづかいも同様です。設定した金額を上回らないよう、今月いくら使ったのか正確に把握しておきます。
出費を確実に把握するおすすめの方法
これらをいくら使ったのか正確に把握する方法で一番おすすめなのが、カレンダーに収入と出費分を記入する方法です。
- その月に使える金額をカレンダーに記入。
- その日使った金額を記入していく。
1の使える金額とはもちろん、引き落とし用、コンビニ払いの支払い、貯金用のお金を除いた金額の事です。こうして出費を簡単に目に見える形にしておけば、今月は使い過ぎてるな、このままではダメだから節約しよう…というように判断する事が容易になります。
借金しないコツ3:クレジットカードを使った時の管理の仕方
クレジットカード。クレジットカードの請求は他の公共料金などと同じように先月使った分が請求されます。なので電気ガスなどと同じように来月考えればいいや…と先延ばしするとエライ事になります。一人暮らしで借金しないコツは今無いお金は使わないという事です。
今月使えるお金の支払い方法をカードにするだけ(来月払うだけ)と考えておかないと借金をするのと同じ事です。私は、今月の自由に使えるお金分の金額を超えるようなカードの使い方はしないように徹底しています。
ここからはクレジットカードを使った時のその金額の管理の仕方です。実際私も現在進行形でやっています。これを守ればカードの請求で困る事は無くなります。
カードを使用した分の記録をとる
一番簡単なのは先ほど紹介したカレンダーに記入する方法です。とにかく自由に使えるお金分を超えなければいいのです。カード支払いだろうが、現金払いだろうが、毎日の出費をカレンダーに記入しましょう。
ただ、クレジットカード使用分だけは別でも管理しておいた方がより安心です。それも一瞬で視認できるような形で記録するのがベストです。私は、WindowsPCを使用しているので、デフォルトで【付箋】というアプリが使用できるのでそれを使っています。
このように常に見える位置に記録しておけば今月いくらカードを使ったのかハッキリと把握できます。来月のカード請求がこの金額通りになっているか確認するのも大変楽です。
一番重要!自由に使えるお金分を超えるカードの使い方をしない
借金しないコツ4:給料日前の食費節約
最後のコツは非常手段ですね。給料日までまだ長いのに、不意の出費が多くてキツくなってしまった…というような場合に使える方法です。
一人暮らしにおいて、一番切り詰められるのは食費です。でも食べないというのは絶対におすすめしません。それが原因で体を壊したらマイナスの方が大きいです。なので食費を切り詰めつつ、栄養も取るための手段を書いていきます。
自分なりのコスパ最強食材&レシピを見つけておく
自分なりのコスパ最強食材を見つけておきます。
私的に一番コスパが高いかなと思う食材は、ずばり卵料理です。たまごは完全栄養食品なのであらゆる栄養が含まれている上、安いです。1パック100円以下で売っている事もあります。ハッキリ言って卵だけあれば生きていけるんじゃないかなと思ったりもしますが、好き嫌いもあるのでこういった自分に合うコスパ最強食材を何点か見つけておきましょう。
食材を見つけたらそれを使ったレシピをマスターして飽きない料理ができるようにします。こうして設定した食費をオーバーしそうになったりした時、これらの料理を活用して乗り切りましょう。
食材が無くなったら余り物で
一人暮らしをすると3日に一回とか4日に一回スーパーに行くことになるかと思いますが、冷蔵庫の中が完全に無くなる瞬間って結構ありません。つまり余り物が結構出てしまうという事です。これらを使ってスーパーに行く間隔を1日伸ばしたり、それを利用する事でスーパーでの買い物金額を抑える事ができます。
料理のスキルがいるのでは?と思われるかもしれませんが、そんな事ありません。残った野菜類をスープにするだけとか、野菜炒めにするだけとか、結構簡単に利用できます。
こうして余り物を利用して食費を極限まで抑えてみましょう。
まとめ:借金は不安だけど、コツさえ守れば絶対に大丈夫
一人暮らしをする前は確かに借金の事で不安でした。しかし、これらのコツをしっかりと守れば借金は決してしません。
まぁ来月でいいかとか、多分大丈夫だろうという気持ちでお金を使わないでください。借金まみれになるその前に、しっかりとしたお金の管理を心がけてください。
最後に借金をしなくなる重要なコツをまとめておきます。
- 銀行口座を分ける。(給料振り込み用、引き落とし用、貯金用)
- 支出をしっかり把握する。(カレンダーに毎日記入)
- クレジットカードを使う時は、今あるお金以上に使わない。
- 食費で支出を調整する。