私が初めて一人暮らしをする際に不安だった事。
- 自分の収入で生活していけるのか。
- もし生活していけなくなったらどうなるのか?
- やった事の無い自炊はできるのか。
- 手続きが分からない。
- そもそも何からやっていいのか分からない。
実際に当時私が悩んでいたことです。これらの悩みの半分以上は、生活費に対して大幅に余裕がある収入があれば解決されるものばかりです。しかし、私はそうではありませんでした。当時は非正規で月収も20万円以下でした。
これらを守らないとどうなるのか?
- 毎月の出費が辛くなり、生活苦に悩まされる
- 自由な時間が無くなる
- 栄養不足で体調をくずす
- 無駄な出費が増える
- 一人暮らししなければよかったと後悔する事になる
この記事では一人暮らしを初めてするという人の為に、一人暮らしの注意点を全部書きます。これらを守れば、後悔する可能性を必ず減らせるはずです。
注意点1:生活設計を事前に必ず行う
一人暮らしを始める前に、必ず生活設計を行ってください。
毎月どのようなものが出費として出ていくのか、それらは概算でいくらになりそうなのかを想定してください。
一人暮らしの経験がある人ならおそらく毎月このくらいの出費があると感覚的に分かりますが、初めての人は一切分からないと思います。
私も当時全く分かりませんでした。食費が毎月いくらになるのかなんて見当もつきませんでした。電気代ガス代、光熱費も同様です。唯一分かっていたのは通信費(携帯+光料金)位。これだけは一人暮らし開始前と同じなので分かりました。
これらがいくらなのか把握しないと、毎月の出費がいくらになるのか分かりません。なので他の多くの人のデータを元に、自分の出費がいくら位になるのか想定します。これが初めて一人暮らしをする人が行うべき重要なファーストステップです。
これをしないで一人暮らしを開始すると、どうなるのか?
収入に対して高すぎる物件に入居してしまう、各出費が払えなくなり、経済的に破綻してしまうなどの事態になります。
これは非常に重要なポイントなので、必ず実行してください。間違っても『まぁいけるだろう』というような気軽な気持ちで一人暮らしを始めないでください。
私が初めて一人暮らしをした際には、生活費の項目を事前にリスト化して、自分の収入と比べ、生活が可能かどうかを慎重に判断していました。だから時給1000円であっても普通に一人暮らしができていました。
事前に生活費を想定していたから間違った家賃の物件を選択する事もありませんでした。
これが一人暮らしをする前の一番重要な注意点です。毎月の手取りから生活費を引いた後に、10万円以上残るような人ならこれは必要ありませんが、そうでない人なら必ず行ってください。
別記事で一人暮らしの出費項目を説明しているのでのその記事も参考にしてください。
注意点2:一人暮らし生活開始後のやりくりのコツを事前に知る
やりくりのコツとは、具体的にどんなものなのか。それは出費を完全に把握して、今月あといくら使えるのかを把握する事です。これを知らないと、設定した生活費(例えば食費)を大幅にオーバーしてしまうなどの事態になります。
せっかく注意点1で生活費を想定して設定したのに、それをオーバーしてしまっては元も子もありません。
ここで1つ、覚えてもらいたいポイントがあります。
事実、私も初めて一人暮らしをした当初は頻繁に設定した予算を大幅にオーバーしました。そもそも出費を管理するという意識が無かったので、惰性でお金を使ってしまっていたのが原因です。
一人暮らし初心者の方は絶対に惰性でお金を使ってはいけません。私のような失敗をしない為にも、一人暮らしを始める前からやりくりのコツを知っておいてください。
実際のやりくり(家計管理)の方法についてですが、これは人それぞれ違うので、どれが正解という事はありません。
ちなみに現在やっている私のやり方は、すごく簡単です。カレンダーに記入するだけです。ただ、これをやるだけでも食費をオーバーするなんて事はないし、あといくら使えるのかも一瞬で分かるようになります。
よければ、一人暮らしのやりくりのコツの記事を一読ください。
注意点3:一人暮らしは時間が何よりも大切という事を知る
一人暮らしを想像している以上に時間を消耗します。別の記事で書きましたが、私の場合、家事(自炊掃除洗濯)の時間だけで週6時間以上費やしています。→一人暮らしの家事の時間
これらは家事の時間だけの場合の話です。一人暮らしは他にも色々と買い出しに行かなければならなかったり、上記で述べたように、毎月の出費を管理する為に時間を費やす必要があります。
そういった時間を含めると毎日の自由時間は実家暮らしと比べて圧倒的に少なくなります。→一人暮らしの1日の自由時間
こういった事を事前に知れば、いかに家事を時短する事が重要なのか分かるはずです。絶対に家事を時短するように心がけましょう。→一人暮らしの家事を時短するコツ
これらを知らなかった当時の私は、休日の半分以上を家事に費やすというような事をしていました。楽しいはずの一人暮らしもこれでは台無しです。
私は自由に自分のやりたい事をやる為に一人暮らしを始めました。そのやりたい事をやる時間が削られるというのは本当に苦痛でした。自由な時間をより増やす為に、時短と時間管理を徹底しましょう。
注意点4:栄養管理についての考え方を知る
一人暮らしは風邪を引いたら大打撃を受けます。その日仕事ができなくなったら収入がゼロになるし、病院に行ったら余計な出費も掛かります。やるべき家事もできなくなるし、最悪な事ばかりです。
これだけは絶対に避けなければなりません。ここで大切なのが栄養管理についてです。
私は初めて一人暮らしを始めた当初、普通に風邪を引いていました。しかし、私は現在5年以上全く風邪を引いていません。
どうしてそうなったのかと言うと、それは栄養を意識して自炊の際にある事を実行しているからです。
ある事とは特定の野菜を毎日必ず一定の量食べる事。栄養をバッチリ摂る為には、とにかく色々な野菜を食べなければならないと思っていませんか?実はそんな事はありません。一定の栄養がある野菜を毎日一定の量食べるだけで栄養は補えます。
5年以上風邪を引いていないという私が何よりの証明です。
これについては一人暮らし開始前に知りたかったです。一人暮らしを初めてする皆さんは、是非栄養のある野菜を知っておいてください。本当に風邪を引かなくなりますよ。
休みの日に体調が悪くて、寝ているだけの状態になる。楽しいはずの一人暮らしの休日が台無しです。こんな事態を絶対に避けましょう。
注意点5:掃除の仕方、部屋を散らからない部屋にする
これも家事の時短に関する注意点です。
なるべく早い段階で部屋を完成させてください。完成させるとは、収納家具や、物の配置を決めて、掃除しなくても散らからない部屋を作る事です。
これをしないと、休日に掃除に時間を取られる事になり、貴重な自由時間を無駄に消耗してしまう事になります。
- 一人暮らし開始当初の私→休日、掃除に1時間以上かけても部屋が綺麗にならない。
- 今現在の私→休日の掃除の時間は長くても30分。ほとんど掃除機を掛けて汚れをふき取るだけの作業。
掃除の時間がこのようになると掃除が楽しくなり、より細かいところを掃除しようという気分になります。掃除に時間を掛けるのは本当に無駄なので絶対に注意してください。
掃除のやり方に気を付けるのではなく、そもそも部屋を散らかさないようにするというのが最大のポイントです。→一人暮らしの掃除のコツ
注意点6:病院の位置を把握する、怪我や病気を想定する
注意点3、4とも関連があるのですが、これはケガや病気をした時の対策です。自分はならないだろうという気持ちで生活していると、実際なった時、本当に困ります。大けがをした時、近くの外科の場所が分からないと本当に困りました。私の実体験です。
一人暮らしを始めたらまず、近くの病院の位置を把握しておきましょう。インフルエンザやケガをした時、どこに行けばいいのか、診療日と診療時間はどのようになっているのかをメモしておきましょう。メモの場所はスマホでも、部屋のホワイトボードでもどこでもいいです。
一番最初に、万が一を考えましょう。そうすれば自然と最低限の食料は家に備蓄しておこうという結論になるはずです。
あと、歯磨きにも気を付けましょう。虫歯になるとどうなるかというと、お金の出費もさることながら、時間の浪費が一番きついです。
何回も述べているように、一人暮らしは自由時間が限られます。病気なら仕方ないとも思えるのですが、虫歯はほぼ歯磨きを怠った結果と言えます。私は人生で虫歯になったのは一カ所だけですが、これは一人暮らし開始後にできたものです。おそらく歯磨きを怠ったのが原因です。
貴重な休みの日の1部分を削って歯医者へ向かう…これは本当に苦痛ですよ。歯磨きには細心の注意を払いましょう。
注意点7:一人暮らしの失敗例を知っておく
色々な人の失敗例を参考に、そうならないように注意してください。まさか自分はそんな失敗はしないだろうと思ってはいけません。事前にそういう事が起こり得ると知っているだけで失敗の可能性を減らせます。
私は実際に甘い意識で自炊していたら、大けがをしてしまいました。そんな事にならないように意識しておくというのが重要です。
一人暮らしの失敗には色々なものがあります。
物件選びの段階から、一人暮らし生活開始後の失敗まで、あらゆる事を想定してください。最悪な事態とはある日突然やってくるものです。

注意点8:仕事に対する意識を変える
一人暮らしと実家暮らしの違い。それは仕事への意識の違いが生まれるという事です。一人暮らしは収入が無くなったら生活できなくなることを意味しています。なので自然にに仕事に対する意識が変わります。
絶対に仕事で手を抜くことなんてできないし、まぁいいかなんて気持ちにもならなくなります。これはつまり、一人暮らしは人間を変えるという事です。
でも人間が変わるという事は、大変な事です。今までよりもより大きなエネルギーを必要とするからです。
一人暮らしをしたいと思うのであれば、事前に意識を強く持っておきましょう。
今の段階で絶対に仕事で手は抜かないと思えているのであれば、この注意点は気にしなくて大丈夫です。そうでないなら、現段階で意識を変えましょう。覚悟して仕事に向かうという気持ちを今から持ってください。
ちなみに、こういった意識変化の末どうなるかというと、性格も変わるようになります。これは一人暮らしの大きなメリットですね。成長したいと思っているなら、この程度の大変さなら耐えられるはずです。

注意点9:事前に一人暮らしの不安を解消する
一人暮らしを初めてする人はおそらく色々な不安があると思います。実際私もそうでした。ただ、この記事を見ている人も同じ不安の道をたどる必要はありません。
一人暮らしを初めてする人が不安に思う事とその解決方法を事前に知っておいてください。当時の私の心情なども書いてあるので、これらを読めば、一人暮らし開始前に不安を和らげる事が可能なはずです。
ここでも簡潔に言いますが、そこまで心配をする必要はありません。上記の生活設計とやりくりのコツ、栄養管理、家事時短を事前に知っておけば、一人暮らしが失敗する確率は相当減ります。
あとは、本当に自分が一人暮らしをしたいのか確認するだけです。



注意点10:本当に一人暮らしをするべきなのか確認する
最後の注意点です。本当に一人暮らしをするべきなのか自分自身に確認しましょう。別に実家暮らしでも大丈夫なら無理してまでする必要はありません。
なぜ一人暮らしがしたいのか今一度確認してください。
私は自分を変えたくて、自分の好きな事がやりたくて一人暮らしを始めました。結果、私は人間が変わったと思うし、実家暮らしのままでいたら手に入れられなかったであろうものを手に入れられました。
このまま何十年先までずっと実家暮らしを続けて、一人暮らしをしなくても本当に後悔しないのか自分自身に聞いてください。
まとめ:初めての一人暮らしの注意点リスト
最後に、初めての一人暮らしをする時の注意点を全部まとめておきます。
- 生活費設計を事前にする
- やりくりのコツを一人暮らし開始前に知る
- 時間の重要性と時短の方法を知る
- 栄養管理を意識した自炊をする、栄養のある野菜を知る
- 散らからない部屋を作る方法を知る
- 病院の位置を把握、怪我や病気を想定する
- 一人暮らしの失敗例を知る
- 仕事に対する意識を変える
- 一人暮らしの不安を事前に解消する
- 本当に一人暮らしをするべきなのか確認する
この記事が少しでも参考になれば幸いです。wazaki