社会保険から国民年金、国民健康保険に切り替える時の手続きについてです。
以前実際に市役所で手続きを行った際の、所要時間、流れ、必要な持ち物についてメモしておきます。
社会保険から国民年金・国民健康保険に切り替える
社会保険のある会社をやめてアルバイトやパートなど、社会保険の無い会社に入社した際は、国民年金、国民健康保険の手続きをしなくてはなりません。
双方とも義務であり、14日以内に加入の手続きをするよう、市役所などのHPに記載されています。
手続きの場所
手続きは両方とも同時に市役所(区役所)でできます。私は最初知らなかったので、年金は年金事務所でしか手続きできないと思っていましたが、そうではありません。両方とも役所で手続きできます。
必要な持ち物
必要な持ち物は、年金手帳、社会保険喪失の証明の2点だけです。印鑑や身分証は本人であれば必要ありません。年金手帳は年金の加入の際に、社会保険喪失の証明は、国民健康保険加入の際にそれぞれ必要です。
社会保険喪失の証明書類が無い場合
社会保険喪失の証明書が無い場合はどうしたらいいのでしょうか?これについては会社に送付の義務が無いもののようです。困ったので市役所に電話で問い合わせました。
- 社会保険喪失の証明書類が無くても退職日が明確に分かる書類なら代用できる。
- 社会保険喪失の証明書類が無くても国民健康保険の加入自体はできるが、一時的に10割負担になる可能性がある。書類を後日提出すれば払い過ぎた医療費は戻る。
との返答を頂きました。
私は実際に社会保険喪失の証明書が無かったので雇用保険の離職票で代用しました。国民健康保険と雇用保険は直接関係ないものですが、雇用保険の離職票でも正式に退職日が分かるので大丈夫なようです。
所要時間と手続きの内容
市役所での手続きの所要時間は20分でした。13時ちょうどに市役所に入り、数分待った後、呼ばれ、手続き自体に10分少々かかりました。市役所を出たのは13時20分頃です。
手続きの内容は、年金手帳と社会保険喪失の証明(私の場合は雇用保険の離職票)の2点を提出し、いくつかの書類に住所と名前、生年月日を書いただけです。
こことここに記入して、次はここに記入してください…と、細かく指示してもらえるので、分かりにくい事は一切ありませんでした。
その場で国民健康保険証を渡してもらえます。
納付書はいつ届く?
これはおよそ2週間後です。私が実際に手続きした時も2週間後くらいに納付書が届きました。ただ、これは役所、所属の年金事務所によって誤差があると思われます。私のケースでは2週間後でした。
納付書が届いたらコンビニなどで納付期限までに支払う事になります。
国民年金の免除制度とは?どこでできる?
国民年金には免除制度があります。年収が一定の額以下なら免除の対象になるので、もし年金を収めるのが難しいようであれば、この手続きの際に伝えましょう。免除の申請は自分から伝えなければ対象になりません。自動的に免除になるわけではないので要注意です。
申請の場所と手続きの流れ
免除して欲しいのであれば、この一連の手続きの際に役所の人に伝えましょう。この手続きも年金事務所に行く必要は無く、役所でできます。手続きの流れは、
- 役所で必要書類に記入
- 年金事務所に書類が行き、審査される
- 免除の対象であれば、1カ月後くらいに免除の通知が来る
以上となります。
年金を免除してもらう時の注意点
審査の結果は1カ月後くらいに来ます。なので先に来ている年金の納付書で払ってはいけません。審査の結果が出たら、その後にもう一度正式な納付書が来るので、それで払います。全額免除ならば納付書は来なくなります。
住民税の切り替え手続きは必要?
住民税は、社会保険に加入している人であれば、ほとんどの人が特別徴収のはずです。
まとめ
- 社会保険から国民年金、国民健康保険に切り替える際の手続きは全て市役所(区役所)でできる。
- 必要な持ち物は、年金手帳、社会保険喪失の証明。
- 社会保険喪失の証明(健康保険資格喪失証明書)が無い場合は、雇用保険の離職票でも代用できる。
- 実際手続きに掛かった所要時間は20分。
- これらの手続きの際に、国民年金の免除申請ができる。