この記事では、一人暮らし用の家電のおすすめの選び方について書いていきます。
実際に一人暮らしをしてみて、この機能は要らなかったとか、ここがもう少しこうあってほしかったなど後悔した点が結構あるので参考にしてみてください。
逆に、この家電には、絶対にこの機能が必要!という物もあるので覚えておいてください。
一人暮らしに最低限必要な家電は?【必須家電一覧】
まず、それぞれの選び方の前に一人暮らしに絶対必要な家電を挙げていきます。
生活家電
- シーリングライト、ペンダントライト(天井照明) 生活に必要な家電と言うとまず最初に洗濯機冷蔵庫などを思い浮かべると思いますが、一番重要なのはこの天井照明です。設置済みの物件もありますが、多くは付いていないはずです。これが無いと普通の生活が送れません。開始時点で用意が必要です。
- 洗濯機 これも重要。これがないとコインランドリーに通う生活が待っています。洗濯するたびに、わざわざコインランドリーに向かい、何百円も払うのは大変です。開始時点では無くても大丈夫ですが、なるべく早く買いたい家電の1つです。
- 掃除機 一人暮らし開始直後は手動の掃除用具(クイックルワイパー、コロコロ等)でもいいですが、効率が悪いのでやはり必要になってきます。これも洗濯機と同じで、なるべく早く買いたいです。
自炊用家電
- 冷蔵庫 自炊するなら必須です。食費は自炊した場合とそうでない場合の差は何万円にもなってきます。
- 炊飯器 自炊でご飯が主食なら絶対必要。レンジで温めて食べられるご飯パックも売っていますが、自分で炊くのとでは金額的に凄い差になります。
- 卓上IHクッキングヒーター 自炊ならばガステーブルかこれを使う事になります。私はIHの方をおすすめします。コンセントに繋ぐだけで簡単に設置できるし、ガスでないので安全面の不安もありません。本格的な中華料理が作りたいとか、そういう人で無いならばIHクッキングヒーターで十分です。
- 電子レンジ 電子レンジが必須かなと思う時は冷凍食品を解凍する時。料理を多めに作って冷凍するのは自炊の基本テクニックです。これをする事によって食費を大幅に浮かすことができます。ただ、電子レンジが無くても自炊自体は可能なので優先度は低いです。
一人暮らし用家電のおすすめの選び方!
ではここから一人暮らし用の家電のおすすめの選び方について書いていきます。
シーリングライトの選び方
何畳用を買えばいいのか?
シーリングライトには適応畳数というものがあり、それを部屋に合ったものにするのですが…、
ここでのポイントが必ず、必ず大きめサイズの物を選ぶという事。シーリングライトは大き目サイズにしても光量を調節設定できるので大きめを選んでおくのが正解です。
例えば部屋の大きさが8畳なんだから【8畳用】を選んでおけば大丈夫では?と思っていると後悔する可能性があります。8畳とはあくまでも目安で天井の高さや部屋の形状が違えば、必要な光量も違ってくるからです。
ちなみに私は最初に、約8畳の部屋で10畳用を買いました。光量MAXで全灯させてみても明るすぎるという事は全くありません。
多機能リモコンがあるシーリングライトがおすすめ!
- 夜寝る前、暗めの光量にして睡眠に備える(スマホをいじる)。
- 映画を見る時、2番目に暗い光量にする。
- 集中したい事がある時は、白っぽい光に。
- 食事の時はオレンジっぽい光に。
こんなシーンチェンジがワンボタンで出来ます。最初買うときは無くてもいいかなと思っていましたが、実際は結構使っています。
また、このリモコンには【タイマー入り設定】があるのですが、これも非常に使えます。
例えば、朝早く起きなければならないんだけど、目覚まし1個では不安…。そんな時に、起きる予定の時刻に入りタイマーを設定しておきます。すると、設定した時間にシーリングライトが点灯します。目覚まし時計とダブルで使えば寝坊防止になります。
シーリングライトの入りタイマー、すごく使えます。おすすめです。
洗濯機の選び方
一人暮らしだから最小サイズの洗濯機で良い?
洗濯機は縦型(非ドラム式)の場合、5キロから10キロまでの内容量サイズのものがあります。一人暮らしだから5キロ、家族同居だからそれより大きいサイズ、と考えてるとこれまた多分後悔します。
一人暮らしでも予算と設置スペースの許す限り、容量の大きい物を買ってください。
私は当初5キロか6キロを検討してたのですが、結局7キロの洗濯機を買いました。使ってみた率直な感想は、大きすぎるという事は全くありません。むしろ、8キロ9キロでも良かったと思う位です。
一人暮らしでも大容量洗濯機がおすすめ!その理由
一人暮らしで社会人なら毎日こまめに洗濯をするのは困難だと思います。必然的に休みの日にまとめ洗いになるので、ここで洗濯機の容量が重要になってきます。
私の洗濯データ:週に1度か2度のまとめ洗い(ほぼ週1)。私服の量は決して多くない。1度の洗濯で洗濯機を1回もしくは、2回まわすだけ。
7キロ洗濯機は、1週間溜めた洗濯物にプラスしてシーツなども同時に洗えてしまうのがメリットです。5キロではおそらく厳しいはずです。
7キロサイズの洗濯機はどのくらい洗濯物が入るのか?
ただこれは私の洗濯物の量の場合なので、イメージしにくいかもしれません。そこで、具体的に7キロ洗濯機はどのくらい洗濯物が入るのかを調べるために、実際にTシャツを入れてみました。
これだけ入れば十分と思いがちですが、厚めの服やチノパンも一緒に洗おうとすると容量をかなり圧迫します。
洗濯機は通常だと20~30分位かかります。これが2回に分かれると結構な拘束時間です。なので洗濯機は、1回の洗濯で済むように内容量の大きいものを選ぶことをおすすめします。
また、今では時短コースなどの機能が付いたものも販売されてるので購入の際によく検討したい所です。
設置場所についての注意点があります。物件によっては防水パンが固定の所があり、洗濯機の底面がこれより大きいと設置できないのでキチンと確認してから購入してください。底面のサイズはカタログやメーカーホームページに必ず記載されています。
掃除機の選び方
最大のポイントは吸引力&静音性
選ぶ際のポイントは何よりも吸引力。また、木造のアパートや壁の薄い物件の場合は静音性にも注意したい所です。掃除機の音は生活において仕方ない音ですが、余りにも大きい音だと気を使うことになります。ネットの口コミを見て静音性に問題が無いか確認しておきたい所です。
サイクロンor紙パック
サイクロンのメリットは紙パックを購入しなくていいので掃除の費用が電気代だけで済む点、排気の時、空気を汚さない点です。紙パックは、同価格帯のサイクロンより、吸引力が強い事。(例外もあります)
私がサイクロンに決めた理由は、
- アレルギー性鼻炎体質なので空気を汚したくなかった
- 紙パックを買う事のコストと手間が嫌だった
この2点です。結果、私はサイクロン掃除機で満足しています。次買う時も絶対サイクロンです。一番の理由は紙パック購入の手間とコストですね。
掃除機は意外にデザインも重要
私が購入した時に注意したのはこの2点だったのですが、使ってみて意外と重要では?と思ったのがデザイン。掃除機を使った後部屋の片隅に立てかけて置いておくことが多いのですが、部屋の印象を変える要素になります。
私はこのデザインを一切意識していなかったのでハッキリ言って残念な見た目の掃除機を買ってしまいました。部屋の片隅にあるその姿をパッと見るとまるでカブトムシ…。結構部屋のイメージを変えてしまうで注意しておいてください。
メーカーは信頼のおけるところに
私は家電量販店でのアルバイト経験があるのですが、掃除機は良く修理に出される家電の筆頭です。信頼のおけるメーカーを選んでおいた方が無難です。安いけどすぐに壊れてしまうのでは意味がありません。保証もできるなら長期間付けた方がいいです。
充電式クリーナーに注意
充電式の縦型クリーナーという物があります。これは見た目もスタイリッシュで魅力的なのですが、すごく注意しなければならない点があります。それは、バッテリーの寿命があるという事です。
バッテリーの寿命は早ければ2年くらいで来てしまいます。その度に新しいバッテリーを取り寄せるので費用が掛かります。(結構高い)
スタイリッシュで魅力的な縦型クリーナーですが、このようなデメリットもあるので、覚えておいてください。
冷蔵庫の選び方
私は110L(冷蔵70L,冷凍40L)の冷蔵庫を買いました。
これは一人暮らしの食料がおよそ3、4日くらい入る量です。なので完全に1人用です。場合によっては狭く感じる事も多々あります。特に夏場などドリンク類が増えてくると結構キツキツです。
予算と設置場所の関係でこの冷蔵庫を買ったのですが、とりあえずサイズや機能に不満はありません。
冷蔵庫の静音性に注意!
冷蔵庫にも静音性の問題があります。寝る場所から近い場所に設置する場合モーター音が結構気になります。
実は多くの場合、大型冷蔵庫の方が静音性が高くなります。小さい冷蔵庫は背面が閉じていないコンプレッサーむき出しのものが多く音がうるさくなる場合が多いのです。
なので予算に余裕があり、設置場所も問題ないのなら大型を選びましょう。
小さめ冷蔵庫のメリット
でも110Lのこの位のサイズの冷蔵庫にもメリットはあります。それは上面に電子レンジが載せられること。取り出した冷凍食品を最短距離で電子レンジに入れられるので、配置的には素晴らしいです。
電子レンジの置き場所は意外に困る場合が多いので、自分の部屋の状況に合わせて検討してみてください。
炊飯器の選び方
この炊飯器も使っている機能はタイマーだけです。大きさは、3合炊きの物を購入。この3合炊きはお茶碗で言うとおよそ6杯くらいのご飯が炊けます。なので普通の食事量だったら十分と言う事になりますね。
炊飯器に関しては機能よりも美味しいご飯が炊けるかどうかが一番重要です。何年も使う事になると何百杯も食べることになります。自炊を楽しいものにしたいならここは奮発して良い物を買ってみてもいいかもしれません。
卓上IHクッキングヒーターの選び方
私はパナソニックの卓上クッキングヒーターを購入。現在使っている機能はタイマー機能のみです。
しかし、今現在販売されているものにはお湯が沸いたら音を鳴らしてくれる物(かなり便利)や、揚げ物の際の温度を固定してくれる機能があるものもあるみたいです。
私が今もう一度買うならそういった機能の付いている物を検討すると思います。
ただ、基本の機能(火力調節、タイマー)しかない今の物でも特に不満はありません。別にそんな機能必要ないというのであれば、これも信頼のおけるメーカーの物を買うだけで問題はないかと思います。
電子レンジの選び方
私の場合はなぜか当時4万円位のスチーム調理やオーブン、グリル昨日までついたものを購入しました。
これらの機能は一人暮らしをしてから一切使っていません。自炊を週5ペースでする私ですが、電子レンジで使うのは冷凍食品の解凍と野菜をレンジ調理する時だけです。
なのでよほど料理にこだわりのある人以外は、最低限の機能があればいいのかなと思います。
余談:家電の電気代は気にするべき?
長い事一人暮らしを経験してみて、電気代を気にするべき家電はエアコンだけじゃないかなと思っています。それ以外はどんな使い方をしても月何千円の差がでるわけではありません。
ちなみに一人暮らしの電気代は月1万円前後です。私の1年間の光熱費のデータをまとめていますので気になる人は参考にしてください。
エアコンだけは注意しないと3000円だった電気代が8000円になったりするので、そこだけは気を付けて下さい。
まとめ
以上が私がおすすめする一人暮らし用の家電の選び方でした。
家電は何年も使う物です。後悔しないようにじっくりと検討してから購入をお願いします。