結論から言うと、私の場合、7日、走行距離約300キロほどでほぼペーパードライバーを克服できました。この記事では私がペーパードライバーを克服するまでの実際の手順について書いていきます。
初めに書いておきますが、ペーパードライバーにとって大変なのは、一番最初に車に乗る時、車線変更、バック駐車の3つです。この3つの壁さえ乗り越えられればペーパードライバーは克服できます。
ペーパードライバーの特徴:何が一番不安なのか?
手順の前に、ペーパードライバーという状態について触れておきます。
私がペーパーだった時、自分が車を運転して公道を走っているという姿が頭に浮かびませんでした。そして何より車の運転の感覚が全く無かったのでこの状態で走るなど無理という心情でした。細かいテクニック云々よりも、そもそも根本的に走るイメージが沸かないというのがペーパードライバーの特徴です。
なのでこの記事では、自分が運転するイメージが沸くようになり、運転の恐怖よりも楽しさが上回った状態をペーパードライバー克服の定義とします。
ペーパードライバー克服までの手順
ここからは実際に私がペーパードライバーを克服するまでにやった事、その手順です。
手順1:出張ペーパードライバースクールに依頼
最初は車を運転する事が余りにも怖すぎたので出張のペーパードライバースクールに依頼しました(4時間コース)。このサービスは、家まで教官が来てくれて車の運転の講習を受けられるものです。
この講習で4時間ほど、実に10年ぶりに車を運転しました。最初走る時は本っ当に緊張しました。車幅も分からず、アクセルを踏む強さの加減も一切分からない。
最初は真っすぐ走るだけで手に汗が出てくる状況でしたが、1時間ほど経つと大分慣れてきます。しかしこの段階ではまだカーブの時のハンドルを切る感覚すらまだ完ぺきではありません。どれだけハンドルを切ればどれだけ曲がるのか、その感覚が分からないのです。
2時間ほど経つとそういった感覚が大分分かってきます。ほんの少しですが、運転に対して楽しさも感じるようになってきます。しかし、それも少し経つと緊張でかき消されます。
そして、3時間、4時間後には、運転にだいぶ慣れてきます。真っすぐ走るだけで緊張していたのがこの段階ではだいぶ落ち着きます。しかしこの段階では技術力は全然と言っていい状況なので、バックでの駐車や車線変更の対しての不安はぬぐえません。
手順2:初めて自分ひとりで運転&駐車の練習
ペーパードライバー講習を受けて1週間ほど後に初めて自分ひとりで運転する事になりました。この時も物凄い緊張が走ったのを覚えています。隣にいてくれた教官がいなくなって初めてのひとり運転です。なるべく車の通行の少なそうな地域を探し、そこで練習する事にしました。
上で述べたように、この段階ではバック駐車、車線変更に対しての恐怖が全く取れていません。なのでなるべくこのような場所を探して練習する事をおすすめします。
利用者が余りいない、公民館のような場所の駐車場でバック駐車の練習を開始しました。最初は全くうまくいきません。YouTubeなどでバック駐車の仕方の動画を見てから練習に挑みましたが、実際やってみると左右に寄せ過ぎてしまう事ばかりで非常に苦労しました。
この初めての自分ひとり運転、特にバック駐車の練習を中心に4時間くらい(駐車場への往復含む)しました。数日後にも同じように4時間ほど練習しました。この位駐車の練習をすると、だいぶ駐車に対しての不安が和らぎます。ペーパードライバーを克服するなら、こんな感じの駐車練習は必須だと思います。
手順3:車幅感覚を付けるための練習
この時点では車幅感覚をまだ完ぺきに掴んでいないので、狭い道を運転する事への恐怖が取れていません。なので車幅感覚を付けるために、自分の車がどこまで左に行ったらぶつかってしまうのか把握する事にしました。
具体的な方法は以下の通りです。(これも極力車の通行量の少ない場所でやってください)
- 路側帯の白線を左のタイヤで踏む(この時一度車から降りてしっかり踏んでいるか確認)
- この白線が壁だったらぶつかってしまうという事なので、この位置を完全に把握します。白線が車の内装のどの位置に合っているのか覚えます。私の場合はワイパーの出っ張りの部分が白線にあった時、もうそれ以上左に寄れないと記憶しました。
これを確認するだけで車幅に対する自信が全然違ってきます。この時点で計4日、100キロ位乗っています。
手順4:通行量の多い道で初めて運転&車線変更の練習
片側2車線ある道路で初めて運転する事にしました。これも緊張しました。右折する時は当然車線変更が必要になってくるのでこれの練習です。ペーパードライバー講習の教官の方に、コツは教わっていたものの、実際やってみるとやはり恐怖を感じます。
ペーパードライバーにとって一番難易度が高いのは駐車だと思っていましたが、実は違います。車線変更です。何故ならば失敗したら他人を巻き込んでの事故になるからです。これも初めて大通りで車線変更をしようとした時に気づきました。
この大通りでの練習も数時間ほど行いました。この時点で計5日、150キロくらいです。
ただこの位乗ると最初の時点とは全く違います。ゼロだった時の未知数の恐怖は無くなり、駐車と車線変更だけに対して不安が残っている状況です。
手順5:最終段階、とにかく走る
車幅の感覚もだいたい把握し、車線変更もとりあえずできるようになったので、あとはとにかく多く走って、全ての総合練習をする事にしました。
因みにこの時点での心境ですが、50パーセントくらい楽しさが混じっています。バイクの運転と全く違う楽しさ、バイクでは行くのが辛い距離を体力を消耗する事無く行けてしまう楽しさがあります。
安全運転を意識し、2車線の場合は極力左車線にいる事を心がけ、1日70キロ、それを2日練習しました。
この時点で計7日、距離にして約300キロほど乗りました。
まとめ:ペーパードライバー克服に掛かる日数と距離
計7日、距離にして300キロ乗ると、恐怖よりも運転する事の楽しさの方が勝ってきます(完全に緊張感が消えたわけではありませんが)。
ただ、7日と言っても私の場合は急いでペーパードライバーを克服する必要があったので1日の走行距離が大分多いです。毎日ちょっとずつ練習という方は克服するまでに1か月くらいかかってしまう事もあると思われます。
克服するまでの目安にするには、日にちよりも距離にした方がいいかもしれません。この300キロを参考に練習してみてください。
ペーパードライバーを克服する時、一番の難所は、一番初めに乗る時と車線変更の練習の時だと思います。駐車の練習は大事故になる可能性など無いわけですから、焦らずコツコツ練習すればいいだけです。この最初の時と車線変更、これを乗り越えてしまえば次第に運転が楽しくなってきます。
私もこの記事を書いている1か月前は、運転など有り得ない、自分が運転している姿が想像つかないという状況でしたが、今では合流しようとする車に道をゆずってあげられるほど心の余裕が出てきています。そして何より運転が楽しいです。ペーパードライバーを克服したい方、是非がんばってみてください。
余談:ペーパードライバーが走行距離5000キロを達成したら…
この記事を書いてから半年以上した今、累計距離5000キロを走行しました。ペーパードライバーだった時にドキドキしながら運転していたのが嘘のようです。今では運転に関する不安は一切ありません。
結局車の運転は頭で考えるのではなく、感覚でするもの
ペーパーを克服しようとしていた時、この場合はこのくらいハンドルを切って…などと頭で考えていました。しかし、今はそういった事を考える事はありません。結局車の運転は感覚だという事です。例えば車幅感覚に関してもそうです。車から見えるこの位置がここまで来たらここまで寄せられる…などと今は考えていません。完全に感覚で寄せています。ある程度の距離を達成したら、このハンドルの切り方ならぶつける事が無いと感覚で分かるようになります。結局は慣れです。この慣れを手に入れるまでが大変ですが、この記事にあるようにまずは300キロを目標にし、その状態で次は2、3か月を目標にしてみてください。それを経過すれば、考えずに感覚で運転する事ができるようになるはずです。長期間の完全ペーパーだった私も克服できたのですから皆さんも必ず克服できますよ。
車の運転ができるようになると世界が変わる
車のエンジンをかける為にキーを回す瞬間、前は運転の事を考えていましたが、今では何の音楽を聴きながら運転しようなどという事を考えています。
車の運転ができるようになると世界が変わります。自分のプライベート空間ごと移動できるというのは本当に便利で楽しいです。皆さんどうか頑張ってペーパードライバーを克服してください。この記事が少しでも参考になれば幸いです。wazaki